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2008年に開催された、デザイン・アートの展覧会レポートです。

 
  横浜トリエンナーレ2008年



会期/2008年9月13日 土曜日 から 11月30日 日曜日

会場/新港ピア、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)、赤レンガ倉庫1号館ほか


 展覧会に作品についての批評となると個人的な見解になってしまいますし、HPを見ればよいことなので、作品主体の批評的なことは少なくしました。今回は、展覧会の戦略的な面と「人、モノ」について注目をしました。これらについては、語られることが少ないようなので。

 9月13日から始まった、3年に一度の「横浜トリエンナーレ2008」。
 美術番組のみではなく、英語番組、報道のテレビ番組等でも話題になったそうですが。そのようなこともあり、今回は、現代美術もいよいよNYのように、一般人にも関心が?と期待を抱いて行ってきました。
 みなとみらい線の馬車駅を出ましたらすぐ横で、横浜トリエンナーレのチケットの販売と案内ブースがありました。これは、すごい、一般市民にも知れ渡っている可能性があるのかも、と浮かれた気分。雨模様の天気ですが、駅での展覧会のPRが好印象で足取りは軽くなりました。
 横浜トリエンナーレの会場は、観光客や横浜の人たちにも愛されている、赤レンガ倉庫1号館周辺で行われています。横浜ランドマークタワー・横浜美術館ブロックと、山下公園ブロックの間がメイン会場となっています。今回は全部で7会場にて作品を鑑賞することができます。そのうち中心となる会場は3カ所ですが、その3会場も移動に時間がかかるため、急ぎ足でも2〜3時間はかかってしまいます。
 一般の人たちにも、この展覧会に関心を持ってもらい、記憶に残してもらう目的でマネジメントされていました。赤レンガ倉庫は、人気のレストラン・ショップが入っているため、多くの人が訪れることから、その中が一つの会場となっています。横浜ランドマークタワーにも、一般の人が理解しやすい大型の作品が1点置かれています。観光客が立ち寄る日本郵船歴史博物館の横の日本郵船海岸通倉庫も、意図されてか会場のひとつ。このように、一般人で賑わう場所に横浜トリエンナーレの会場は置かれていました。
 さて、会場の様子ですが、いかにもアート関係の学校関係者か、アーティストらしきうさんくさい人が、といった・・(私もそういう種類ですけど)。一般の人が、まぎれこんでいる様子は残念ながらありませんでした。混雑というほどの入りでもなく。美大芸大生?らしいグループの会話がミョーに、私を不機嫌にしまして。ま、アオいのもいいけど。あまり手を動かさずに、あれこれいうなよ、(つまり若いうちはとにかくタクサン作品つくれ)とおばさんは言いたかった。  
 日曜日でしたので、会場周辺にある大型ショッピングセンターの「横浜ワールドポーターズ」は、混み合っていました。人とモノと食の世界ですね。私もそれなりに、ここに入っているお店にいつもの御用達の用事がありまして、買い物をして、レストランで食事とお茶タイムで2度立ち寄りました。国際色のある横浜においても、このような展覧会にはムツカシさがあるのだな、と。しかし、神奈川県がこういった展覧会に深い理解を示している事は強く伝わってきました。横浜トリエンナーレの7つの会場に行くためのシャトルバスと多くの看板には、地元の理解がなければできないでしょう。この点については、企画者の長年の努力と地域の理解が熱く伝わってきまして感動しました。多くのボランティアスタッフもエラいので、感謝状を送りたくなりました。

 日本郵船海岸通倉庫の会場の最後のスペースに「BankART LifeII」と称してカフェ風とコミュニケーション広場のような所がありました。戦前の銀行の建物を文化施設にしたあのBankARTのことかな?と思いましたが、あまり理解がないのでピンときません。閉鎖的な空気とカフェ風の開放的な風景が入り交じる空間で、どうしたらよいのかかわらず、素直にインフォメーションで聞きました。インテリ風のお兄さんに説明をうかがいますと、横浜トリエンナーレ2008開催期間中、「BankART LifeII」と称して、これまで行ってきた主催事業を総合的に駆使し、公的建物、歴史的建造物、産業遺構、飲食店や商店、空き地、空店舗等と協働し、街に全面的に展開していくプログラムとのこと。地元のアート関係者なら解るかもしれませんが、掴みにくい内容でした。で、ここでの目的はそれらの発信と芸術文化のミニ会議をおこなっているらしく。今回、私は、現代美術に興味のある普通の素人さんを演じて色々と質問させてもらいましたが、非常に理解しにくい案内で。最後には、私の苦手なこのインテリ風のお兄さんは、やや面倒そうな対応になってきて「わかんないなら、帰っていーよ」みたいな。ありがちな対応ですね。もう1回徘徊する予定ですので、今度は自称アーティストでありアートの研究をしている人として、同じ質問をして反応の違いを比較検討してみる予定です。
  BankARTとは正式には「BankART 1929」という名称があります。横浜市が推進する歴史的建造物を活用した文化芸術創造の実験プログラムです。BankART(バンカート)は元銀行であったふたつの建物を芸術文化に利用するという意味を込めた造語とのこと。旧第一銀行と旧富士銀行の建物はどちらも1929年に建てられました。世界恐慌の始まったこの年はニューヨーク近代美術館(MOMA)が設立された年であり、芸術にとっては記念すべき年。1929という数字は特別なのですね。
http://www.bankart1929.com/

 作品については、特に「私の心をうるうると満たしたり、全く理解ができなくて悩んだとか、未知の世界の作品でひっくりかえるような感動」というものはなかったのですが、総合的には良い展覧会でした。意外だったのは、ビデオアートの多さでした。実は、私は、いまだかつて「映像で表現したい」と思った事がないのですが、いつかそういう時が来てしまうのか?という期待をどこかで持っていたりもしている。
 文句をいえば、もっと繊細な作品はないのか、と。精神性の高いものは、流行ではないので仕方がないことですが、もっと幅広く現代美術の分野を取入れてもらえたらうれしかったかな。と、贅沢な文句ですけど。画廊で発表している無名の作家で、もっとすぐれたアーティストがいるのになあ、ということも強く感じました。このような不満もありますが、この展覧会が存在することに感謝をしなくてはならない、と基本的には思っています。
 学校では、いまいち「横浜トリエンナーレ」を評価したくなさそうな先生がいたりして。名前は出せませんが、大学が八王子ですので神奈川県内で活発に活動されている教授が多いのですが、「横浜トリエンナーレ」の企画者に不満を持っていて背を向けている、ということがあったりして。似たり寄ったりの活動をしているのだから、合併してうまく協力していけば、いいのに、と私は感じています。男社会の典型ですが、男ってどうして派閥をつくりたがるのでしょうか?女から見ると無駄なエネルギーに見えます。少数派の世界なので仲良くして、組織を巨大化していった方が大きな成功に繋がるのでは。とはいえ、浜松でも類似した事例があったりしますね。私も気に入らない人たちのグループに入るのことを嫌がっているので、あまりエラそうな事はいえませんでした。
 現代美術が、横浜の観光名所にばらまかれ、一般の人たちにアピールして、存在を知ってもらう。そして、マスコミの注目も自然と受ける事になる、という戦略は見習うべきものがあります。少数派のものを「伝え、理解してもらう」ことについて成功している展覧会といえます。しかし、この戦略は横浜ならではですので、他の地方都市にはあてはまらないのではと推測します。

 現代美術系の展覧会のムツカシさと喜びを感じた、2008年のある秋の日曜日でした。





















撮影/藤田良美
 
 

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