避ける事 
週に2~3日ほど徒歩でお店に通っています。 朝はエネルギーがあるので、住宅街を歩いて漂ってくる生活のニオイは、それほど気になりません。 仕事が終わった後の帰り道は、朝とニオイの反応かわります。 疲れて体が弱るため、家庭で使われている化学的な洗剤や香水のニオイが朝よりきつくなり気分が悪くなります。 体調がよくないときはマスクしています。 暑い季節は、ニオイがきつく感じます。 今のような季節の方が化学物質過敏症(以下CS)の人は過ごしやすいです。 10年前は、この症状がCSにより起こることだと知りませんでした。 誰でも夕方になると疲れが出てきて、化学臭に敏感になるのだろう、と思っていました。 8~10年前と比較すると、ずいぶん体調がよくなって活動量は倍です。 この7年間は徹底したオーガニック生活をしています。 スーパーやドラッグストアのものは一切使わない食べない触れない、という生活をするようになって、体が倍動けるようになりましたので得しています。 婦人病やアレルギーの症状がほとんど出なくなり、CSも楽になってきています。 食べるもの、触れるもの(衣類・スキンケア)、住環境・・・。 徹底することによって体が動く、病気が収まるのであれば、オーガニックが高くても逆にお得となるのだ、ということを体で感じています。 病気にでもならないと「食べる」ということについて疑問が生じないかもしれません。 ガンや生活病が増えていることの原因に食が大きいことは確かなことです。 CSの方は敏感です。 個人差はあるとはいえ、CSの人は化学物質を一切絶たなくてはいけません。 新しい家庭用品などでニオイが気になるのであれば、ニオイがなくなるまで外に置くことです。 半年前に買った天然木の小さいボックスに一部接着剤が使われていたことが、1日部屋に入れてからわかったので、置外の物置に置きっぱなしにしてあります・・・。そろそろ使えるころなので、また部屋に戻そうと思っています。 なかなか、確認をしてから買ったものでも、落とし穴があります。 集合住宅に住んでいますと難しいですが、CSの方は安全と思われるものでも新しく買ったもので反応が起きたときは、外に干しておけるスペースが必須です。 軽度の方で、今現在反応がないものであっても、生活で使ったり置いたりしない方がよいもがあります。 軽度のままでキープしたいのであれば、オーガニック生活を徹底しますと悪くならない可能性が高いです。 これ以上悪くならないことが第一ですからCSとわかったら、またはCSかも?と思った段階から、「CSの人が避けなくてはならないもの」を調べて知ること。 店主の経験から伝えたいことの一つで、大切なことです。 知識も持たずに「それほどでもないからよいだろう」と思いませんように。 普通の生活を続けていきますと、転がり落ちるように悪くなってきます。 これは、この6年間CSの人を見てきたことによる経験からです。 生活で使わない・置かない ・石油系のスキンケア(毛染めも)や洗剤類 ・植物系であっても洗剤類の使用は控える ・添加物の入ったスキンケア ・添加物の入った食品 ・農薬や化学肥料を使った農作物(自然栽培が1番よい) ・全ての薬は基本使わない(漢方薬やサプリメントも) ・新しい電化製品や家具や衣類 ・塩素除去していない水の常用 ・電磁波が出ている物 ・植物系や石けんであっても、自身が不快に感じるニオイであれば使わない 行かないこと ・新築の家や建物 ・不特定多数の人が集まる場所、コンサート会場などは要注意。 ・ドラッグストアやホームセンターや病院(用事があるときはマスクして短時間ですます) ・家具類や雑貨類など様々商品が陳列しているモール(用事があるときはマスクして短時間ですます) ・美容院 ・お付き合いでの会食は最低限に。(CSの理解者はゼロに等しいので、食べられないものが避けられるビュフェが無難。) ・不特定多数の人が座る場所に反応する人は、アルミシートをひくとよい 美容院はカットのみをお願いしていて、10~15分位で終了してもらっています。 入店して出るまで毎回約15~20分ほどです。 短時間ですみますと、得した気分です。 私は年に4~6回、冬と夏の終わりの決まった時期にショッピングモールに行く、と自分で決めています。 体調がよければ平気ですし楽しいのですが、油断して頻繁に行かないように注意しています。 CSについての本は7年前に比べるとずいぶん増えましたが、まだまだ少ないです。 CSの人のブログも参考になると思います。 2017年10月10日ブログ記事より
発酵食品 
発酵食品は、腸環境によいので病気と縁を切ることのできる、食品の一つです。 しかし、現在の食生活環境(スーパー)では、腸で活躍してくれるホンモノの発酵食品は、簡単に手に入りません。 スーパーなどで販売されている発酵食品は、化学の力で作られていて天然の菌で作られていません。 そのようなことで、現代人の腸環境が悪くなった一つの原因と考えられます。
日本人の調味料・食材には発酵食品が多く、味噌・醤油・酢・納豆・ぬか漬け等です。 ホンモノの発酵食品は手間がかかるものですが、化学処理で大量に早く安価で手に入るようになりました。 オーガニックや自然食品の専門店でも、本物の天然の菌でできた商品となると多くはありません。
アレルギー(アトピー、食物アレルギー等)・化学物質過敏症の人は、天然菌の発酵食品と無農薬・無肥料(自然栽培)の食材が一番よいのです。 なぜなら、アレルギー・化学物質過敏症の重度の方は、天然の菌でない酵素食品や無農薬の野菜であっても肥料を使ってある野菜を食べると反応する(湿疹・かゆみ・ジンマシン等)からです。 たま屋のお客様でも、そのような方が数人います。 私はアレルギー体質で、化学物質過敏症(軽度)です。 スーパーの食材と縁を切ってからは、湿疹やジンマシンや頭痛・腹痛等が出なくなりましたので実感しています。 アレルギー・化学物質過敏症でありながら、そこまで理解して食を選んでいる人は少ないようです。
私も以前は理解していませんでしたが、アレルギーや過敏症の人は、全く汚染されていない天然の食品を食べることにより病気の症状が緩和されます。 敏感な方達が食べられないものを、健康な人だって食べない方がよいことは想像がつきます。
発酵食品であれば、何でもよいのではなく「天然の菌による発酵食品」であること。 無農薬野菜であれば、よいのではなく、肥料(化学肥料や動物・魚介の肥料)を使っていたら不安要素が増えます。ですから、無農薬・無肥料(自然栽培)がよい、ということです。
たま屋では、なるべくそれらを努力して取り揃えていますので、食に疑問がある方は店頭にてお気軽にご相談ください。 不調の原因を一緒に考えながら、天然菌による酵素食品や安全な農作物を案内させてもらいます。
湿疹やジンマシンは、原因が特定できないと50年近くあきらめていたのですが、当たり前の一般の食生活と縁を切ることで原因不明の数々の体調不良は出なくなりました。
参考:河名 秀郎『ほんとの野菜は緑が薄い』 2016.5.12
発症者数
最近、40代や50代の方で急に化学物質過敏症(以下CS)を発症する方が増えている様子です。 この6年間、CSの方と関わってきましたが、生活環境と食べるものも徹底して改善してオーガニックに改善する方の方が、悪化しない確率は高いです。 また、CSの方にはいくつかのタブーがあります。それらの正しい知識を持って、環境と食べるものを変えていくことにより、改善は可能です。
できる範囲で店頭にて情報提供していますが、CSの人が「使ってはいけないもの、食べてはいけないもの」を、CSの方が個人の判断や経済的な理由などで使っている方がいて残念です。 CSの方が使ってはいけないものを使い続けて、その後、症状が悪化したり他の病気になったりされている方が多く心が痛みます。 正にスーパーとドラッグストアのものは使ってはいけないのです。 アトピーやアレルギーの方も同じですが、敏感な方や重篤な病気の方が使ってはいけないものは、元気な方でも使わない方がよいことは確かですので、「スーパー・ドラッグストア・コンビニに行ってはいけない」と伝えています。 これは究極の答えです。 その理由は多岐に渡りますが、店頭にてなるべくわかりやすく案内しています。
症状のかなり重い方で、住居と電磁波ばかりを気にされて、一般の食品を食べ、ケミカルなヘアダイを使っている、ということでとても!びっくりしたことがあります。 それでは、症状が悪化を続けるのは仕方がありません。 私がそのような生活をしていたら、たま屋の経営はできません、ブログも書けません、寝たきりになります。 食べるものや皮膚にふれるものを考え直すことは、環境と同時進行で大切なことです。 CSはニオイの刺激により不調になるので、環境を優先してしまいがちですが、同時に「体に入れるもの」も変えなくてはいけません。 すべてを徹底することにより、日常生活や労働ができるのですから、その方が絶対よいことです。
たま屋では店主がCSですので、食べるもの・衣類・雑貨など、CSの人が使ってはいけないものは、基本的には扱わないように努力しています。 CSの症状には個人差がありますので、100%はできませんが、できる範囲で揃えています。 できる範囲内で相談されたことは調べたり、取り揃えたりの対応をしています。
食べるものでは、自然栽培(無農薬・無施肥)の農作物類は栄養がありますし、種も固定種や在来種がほとんどですので、CSの方には一番よい食べ物です。
これからも社会生活で化学物質はなくなりませんが、避ける方法もたくさんあります。 共に情報を交換して、お互いに日常生活や社会生活を送って行きましょう。 CSでお悩みの方は、店頭にて気軽に声をかけてください。 2017.9.5
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